7月に入り、いよいよ暑い夏が迫ってまいりました 😯
夏の風物詩といって代表的なものが花火ですが、
今年はコロナウィルスの影響で、山梨県内の花火大会は中止になってしまいましたね 😥
石和では、7月20日~8月20日まで、毎夜10分間花火があがるのですが、今年は見られないとなると少し寂しいです。
花火のルーツ?
そもそも花火は、戦国時代に発達した銃で使う火薬の技術を、江戸時代に娯楽へと生かされるようになったのが始まりです。
では、実際に娯楽として花火を最初に観た人物は誰だったのでしょうか?
一番有力なのが、徳川家康だそうです。
また、家康が砲術隊に命じて観賞用花火を作らせたという記録も残されています。
これが日本における花火の起源だとされています。
新しいもの好きな家康ならではのエピソードですね 😮
欧米では、花火は主に新年や、建国記念日といったお祝いの行事などで上げられることが多いのですが、
日本では、ほとんどが毎年7月下旬から9月にかけて上げられます。
その理由を探るために、日本の花火大会の歴史を紐解くと、娯楽とはまた別の意味をもっていることがわかります 💡
打ち上げ花火に込める想い
1733年頃、江戸時代ではコレラによる多数の死者が出たりと日本各地が暗い世相になりました。
そこで当時、8 代将軍吉宗が死者供養と悪病退散を祈って「水神祭」を開催し、
慰霊のための「施餓鬼」で花火を打ち上げたのが、東京三大花火大会である「隅田川花火大会」の起源になったと言われています。
また、熊野大花火大会(三重県) は、お盆の供養に花火を打ち上げ、その火の粉で灯籠を焼いたことがその由来とされています。
【隅田川花火大会】
このように、日本の夏の花火は、納涼とともに供養の意味合いが込められています。
華やかでありながら、どこか懐かしさや記憶を蘇らせる花火。
この夏のお盆は、自宅の前や庭で、線香花火をご先祖様と一緒に楽しんではいかがでしょうか 🙂